ダンクルオステウス Dunkleosteus [β版]
創作・制作 hifmi
不切正方形一枚折り
創作日 2019.07.**
ダンクルオステウスはデボン紀に生息していた魚類。 甲冑のような頭部に惹かれて創作を決めたのだが、後半身は発見されていないため、ネット上の想像図を頼りに形を決めた。
頭部に紙を集中させつつも後半身を細長く出せる角配置が中々見つからなかった点に最も苦労した。対称展開図にすると、無駄な領域が出てしまうようだったので(最も魚類創作の経験不足が原因であることは明らかであるが)、中心軸をずらした奇妙な非対称展開図となった。紙の左側の蛇腹が頭部で、右下が腹びれ、右上が尾である。右側中段に見える細い段折り・沈め折りは接続のために導入せざるを得なかった領域。かなり気持ち悪いため消したかったのだが、全体の比率を保つために必要なので残した。
特徴的なプレート状の顎の骨(歯に相当)周辺が雑な作りなため、本作はβ版とした。仕上げを工夫するなり小さい領域を埋め込むすなりすれば何とかなると思う。 本作品を創った直後に、Maeng Hyeong Kyu さんのダンクルが掲載されたOrigami Proが発売された。まだ購入できていないけど、ぜひとも構造を見て勉強したい。
シロイルカ white whale
創作・制作 hifmi
不切正方形一枚折り
創作日 2019.07.**
アクアスのイベント向けに創作。
シロイルカは北極圏の海に生息する大型の海洋生物で、ベルーガとも呼ばれる。イルカと名がついているが、体長は5m以上もあるため、クジラの仲間とされるそうだ。
冷たい海水から身を守るため、他のイルカやクジラに比べて皮下脂肪率が高く、丸みを帯びたずんぐりとした体形をしている。この体型を折りだすために、展開図に背中の領域や腹部を閉じるためのノリシロを仕込み、完全立体作品とした。
本物のシロイルカはもっと胴体が長く、展開図の観点からも胴体を長くすることは可能であるのだが、胴体を長くすると尾のくねりなど加工が難しい部分が現るため、ぬいぐるみのような体型が落としどころになった(実はアクアスで売っているぬいぐるみがこんな感じの体型)。
折りサー最後の活動@しまね海洋館アクアス
8月3,4日に広島大学現代折り紙サークルの活動として、しまね海洋館アクアスで折り紙のイベントを行ったのでその報告。
え?広大折りサーってまだ活動していたん?って思う人もいるだろう。その通り、2016年以降は研究室などの都合でメンバーが集まりにくくなってしまったため、活動を休止していた。
今回のイベントはなんと3年ぶりの折りサーとしての活動である。今回参加したのは私とXP氏の2名(ともにM2)。9月以降は修論、3月に卒業することを考えると、本当に最後の活動だ。
(注意:以降の記事には画像が多数含まれます)
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